日本の生涯自動車コスト

日本の自動車コストは信じられないほど高い。

世界一の自動車税、世界一の高速道路利用料金、世界一の車検費用、世界二位の運転免許費用(トップはスイス)がかかる国だと言われている。

22歳から72歳まで50年間車を運転し続けるといくらかかるのだろうか。

計算

車体費用

新車の購入費用は200万円とし(参考)、買い替え年数を9年とする。なお200万円で買える新車は「シエンタ」「グレイス」「カローラ」「ヴェゼル」といった私がまったく興味ないクルマの様子。

2,000,000*5=10,000,000円

カローラ・アクシオ
維持費

タイヤ交換:一回10万円、3年おきとする。100,000*16=1,600,000円。
オイル交換:一回5000円、1年おきとする。5000円*50=250,000円。
その他点検・メンテ費用として、一年2万円を計上。1,000,000円。

自動車税:1500ccの34,500円とする。34,500*50=1,725,000円。
車検費用:一回10万円、50年間で15回受けるとする。100,000*15=1,500,000円。
駐車場代:月8000円とする(参考)。8000*12*50=4,800,000円。

小計:10,875,000円

免許費用

自動車免許、300,000円。
免許更新は5年に一度とする:3300円*10=33,000円
3年に一度交通違反で捕まるとする笑:罰金5000円*16=80,000円。

小計:413,000円。

任意保険費用

18~70歳の保険料が361万円とある(参考)ので、3,000,000円とする。
小計:3,000,000円。

(当然だが、入らない自由もある)。

走行費用

年間走行距離は10000km。ガソリン価格は130円、燃費は12.5km/lとする(参考)。
ガソリン代=(10000/12.5)*130*50=5,200,000円。

(国交省「自動車の使用実態」より)うち3000kmを高速利用として計算。1kmあたり30円とする(ぎょっとする高さだ。90km/hで走ると、1分毎に45円払うことになる)。
高速料金=3000*30*50=4,500,000円(!)

小計:8,800,000円。

総費用は

総費用は33,988,000円でした。さ、さんぜんよんひゃくまんえん……。一年あたり60万円と考えると、そんなものなのかもしれない。

ちなみに60歳の二人以上世帯の貯蓄額は2000万円前後だとされている。

イギリスとの比較

調べると、イギリスでも同じようなデータがあったようなので比較したい。

  • ガソリン代  月£89.67 生涯 £69,404
  • 整備費用  年£441 生涯 £28,444
  • 駐車場代  月£12.15 生涯 £9,404
  • 保険  年£436 生涯£28,122
  • 税金と有料道路  年£116.35 生涯£7,504
  • アクセサリー  年£29.61  生涯£1909
  • 休日のレンタカー 年 £180 生涯£11,610
  • 駐車違反・スピード違反 年£25.12 生涯£1,620
  • 合計 £168,880

1ポンド=150円とすると、2532万円。イギリスも高い。車両代を合わせれば日本を上回る。

ただしこのデータの場合、イギリス人の生涯走行距離は556764mile、つまり896024km。私の日本人の計算では、500000kmなので、その点も考慮して比較して欲しい。

イギリスの場合。単位はフラン。休日レンタカー、アクセサリー代は除外。

日本の場合。単位は1000円。車検費用は税金に含めた。

こうして比較すると、日本の場合は駐車場代と有料道路、税金が非常に高いように思われる。

ちなみに想定距離が違うので日本は相対的にガソリンが安く感じるが、距離あたりの費用はイギリスと大きな違いはない(1GBP=150円として、キロあたり11.56円。日本は10.4円)。

若者の車離れは当然

若者の車離れに焦っているのは、自動車メーカーだけではない。自動車ユーザーに群がる企業、行政や警察などの吸血鬼団体(利権団体)のうまみが減るからだと思われる。

そもそもあらゆる商品が高額で、低賃金で貯蓄もできず、消費を嫌う若者が車から離れるのは、至極当然と言える。

ワーキングプアや極貧のシングルマザーが住む、先進国とは思えない低品質の住宅の間を、ふんだんにお金をかけたピカピカの道路が走るのが日本なのだが、そういった構造は異常に高い自動車コストにある。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *