内部告発マニュアル

内部告発の手引き。レッツ内部告発。

内部告発は最終手段。甘い気持ちではできません。

「やっぱり、内部告発は告発した本人の身を滅ぼすと思う。内部告発はすべきでない、と僕自身は思いますね。自分の会社のやっていることがイヤなら、黙って辞めていけばいい。見て見ぬふりをしておくことにはなりますが」

「社会のため、人のため、世のため、と言ったって、自分の身を守れなかったら何の意味もない。僕自身、こうして(内部告発によって)躁うつという病気になって、親族や知人らが離れて、自分一人になって生活してみて、つくづく思うね。僕の名前が出たことで、きょうだいたちには特に迷惑をかけました」(食品加工卸会社「ミートホープ」の食肉偽装告発した赤羽氏。元常務取締役)

 

 

以下、雇用者全般に向けたリーフレットWhistleblowers Australiaの“Speaking out: what you need to know” より引用。

内部告発マニュアル

君は深刻な問題を見つけてしまった。組織の腐敗、職権乱用、公共や環境に対する危険。どうするべきだろうか? 行動に移す前に、自分に与えられている選択肢をまずは確認してみよう。

より多くの情報を集めよう

問題が深刻であればあるほど、より多くの証拠が必要になる。それぞれの書類のコピーをとろう。メールを保存しよう。証人となる人から、サインと日付を書いてもらおう。事実が正しいということを、最大限確実にしよう。君が想像するよりも多くの証拠を集めよう。鍵となる書類については、幾つものバックアップをとっておくこと。

反撃に備えよう

「内部告発者が出たらガラスを破る」

君が反撃したらどうなるか――運が良ければ、感謝され、表彰されるかもしれない。しかし、多くの人は次のような反撃によってショックを受けることになる。

  • ささいなハラスメント
  • 追放(人々が話さなくなり、輪から追放される)
  • 脅し、侮辱
  • 解雇
  • 強制的な異動
  • 精神科医の紹介
  • 法的措置
  • 降格
  • 解雇
  • ブラックリスト化(転職できなくする)

まったくひどいものだね。でも、事実これは起きることだ! 内部告発は君の健康、人間関係、収入に悪い影響を与える。最悪の事態に備えておこう。

組織を知ろう

君の職場がどのように運営されているか調べよう。賢い職員に、過去の経験を聞いてみる。だれが権力を握っており、だれが実行してきたか。だれかが告発しようとすると、なにが起きてきたか。ただし、こういったことを聞く人については十分注意すること。

相談しよう

内部告発について家族や友人に話してみよう。同僚にも確認する――ただし、完全に信頼できる人だけだ。それぞれの情報源からアドバイスをもらおう。君がしようとしていることをすでにした人(内部告発者)に相談しよう。

選択肢を考える

「君は正しいことをしたね、告発者くん。だから当然だけど、君を解雇しなければならない。さよなら!」
  • 何もしない。ときにこれが賢く、安全なことがある。
  • 辞める。離れることが健康やキャリアにとって最良なことがある。もし可能であれば転職してしまおう。
  • なんらかの行動ができる人に情報を提供する。内部告発をするよりも安全な場合がある。しかし、リスクは伴う。専門家のアドバイスに従い、慎重に情報提供しよう。
  • 告発する――内部告発者となる。確固たる証拠を収集し、告発への同意者・協力者への根回しをし、反撃への備えができたときのみに行うこと。

警戒を怠らない

ときに上位の責任者に問題を伝えることがうまくいくことがある。しかし、しばしばそれは反撃のスタートになってしまう。どんな人でも頼ってはいけない。再度、選択肢を確認しよう。

  • 責任者に通報する。これは最初に思い浮かぶことだが、うまくいかないことがある。反撃を招く。
  • ホットラインやオンブズマン、監査機関に通報する。内部告発者の多くは、これらの機関が役に立たないと言っている。彼らの動きは遅く、問題解決できずに、告発者の保護もできない。まず彼らの過去の実績を確認しよう。
  • リーフレットやEメール、ウェブサイトでの広報、またメディアへの告発。多くの場合、これらによって目的が達成できる。

補足

日本のマスメディアではなく、外国メディアに告発した方がいいかも。

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