賃金はどこへ行くか

年収や手取りは重要なのではない。いくら可処分所得が得られるか、だ。

あなたの年収はいくらだろうか。年収400万円です。600万円です。時給1000円、2000円……次に考えてみてほしい。月にいくら貯金しているだろうか?

根本的な話をしよう。君が週四〇時間労働で「本当に」どれだけ稼ぐことができるか考えたことはあるだろうか?

いや、君の給料や時給のことを話しているのではない。つまり君の生活費だ。前回の給料からいくら貯金できたかをまずチェックしてくれ。

月給制なら次にその数字に12をかけ、週給なら52をかけてほしい。その数字がどれだけ給料や時給から少ないだろうか? まあ、悲しい事実だが、それが君のほんとうの稼ぎだ。

残りは税金として行ってしまう。だれがほとんどの税金を払っているか想像してごらん。正解だ、週四〇時間はたらくクソたちだ。経営者や投資家は一方で、スウィートな税の控除を受けている。

原文:Why The 8 Hour Work Day Will Ruin Your Life – Redesign My Existence

「年収400万円で月に8万円貯金しています」。なら君の収入は「96万円」だ。
「年収1000万円、月に20万円貯金しています」。「240万円」。
「年収200万円です。生活が苦しくて貯金できません」。君の収入は「0円」。残念だが、奴隷と変わらない。

賃金はどこへ行ったか

いったい賃金はどこへ行ってしまったのだろうか?

税金

もっとも明朗会計なのは税金だ。年収1000万円なら手取りは「年690万円」となる。年収400万円なら「年300万円」。一般的な収入であれば2割~3割が税金である(もっとも医療費や教育費などの形で多少のリターンは期待できる)。あなたの賃金は国家、あるいは公務員へ渡る。これが第一。

地主へ

次に、一人暮らしをしている、あるいはマンションやアパートに暮らしているのであれば「家賃」を払っているだろう。都内であれば8万円~15万円といった程度だろうか。すると、年額96万円~180万円が引かれることになる。あなたの賃金は家主、地主に渡る。

資本家へ

生活することはとにかく金がかかるものだ。毎日なにかしら食べなくてはならない。電気がいる。衣類がいる。スマホがいるし、できればルンバやドラム式洗濯機も欲しいよね。私たちは、商品を消費しなければ生きていけない。

ところで、商品の価格には生産コストや原材料費だけではなく、「剰余価値」が含まれる。これは資本家に利潤をもたらすものだ。

あらゆる消費には資本を増大させる剰余価値が存在している。実のところ、日本の商品はつりあげられており、「消費税」は事実上50%とも100%とも言われている。「生活する」というだけでも、資本に金が渡るのである。第三は資本家だ。

まとめ

以上まとめると、賃金は以下の三つに消える。

  • 税金
  • 地主
  • 資本家

年収1000万円で年に240万円しか貯金できないのであれば、毎年760万円はだれか他人に捧げているのである。

働いても働いても金が貯まらない人がいる一方で、働かなくても金が貯まってしょうがない人がいるということだ。あくせく働いてやっと月に20万円が得られる人がいる一方で、何もしなくても月に5000万円入ってくる人がいる。それが資本主義社会だ。

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