自由な生き方を模索し、車上生活が最良と結論しました。

かつて、人類は放浪して生きていた。

その日その日にキャンプ地を決め、そこに簡易な家を建てて夜を過ごした。土地はだれのものでもなく、自然の恵みを自由に享受して生きていた。

しかし、およそ一万年前、奇妙な人々――ひとつの場所に定住する一団――があらわれた。農耕と放牧、軍事力とテクノロジーを発達させた彼らは領土を拡大していった。抵抗する移動民は殺し、奴隷にした。定住生活はウィルスのように拡大し、人間や動植物の自然な生活を破壊しながら、地球全体を覆い尽くした。

定住生活――現在ではあたかも「自然な生き方」と思われていますが、本来は不自然な生き方です。

現在の私たちは住むところを自由に決めることができません。土地は「だれかの持ち物」となっているからです。国有にせよ私有にせよ、私たちの持ち物ではありません。土地を買うためには、数百万、数千万円を支払わなければいけません。

さらに私たちはハウスメーカーの数千万円もするクソ住宅を買わなければいけません。自分で家を建てる能力と気力、時間を奪われているために、あるいは世間体や単なる無知のために。

ただ生きるため、生活するための場所――そのために何年、何十年の労働をしなければいけません。

これが現代社会の狂気です。

「狂気だって? そんなわけがない。だってそれは、だれもが送る「普通の人生」じゃないか」とあなたが言うなら、ハウスメーカーの宣伝部は喜ぶでしょう。莫大な広告費がペイされている証拠なので。

でも私たちはこの狂気に対抗することができます。それは車上生活という選択肢です。

by Neil Hamelin

はじめに なぜ車上生活がベストなのか?

「車上生活」は搾取への反抗であると同時に、合理的なライフスタイルでもあります。

住宅を得る困難から解放されます。そして、「住むところを失う」という恐怖からも解放されます。このことによって労働と消費の狂った歯車から(かなりの部分)解放されることができます。

「自動車の中で生きることなんて不可能だ!」と思うでしょう。私も最近までそう考えていました。でも、案外可能かもしれません。

なお、ここでの自動車生活は移動型のライフスタイルです。定職を持ちながら車上生活を送る定住型ではありません。ある程度貯蓄がある、あるいは日雇い労働などをしながら最低限の消費で生きていくことを指しています。

ボツ代替案

しかし、わざわざ自動車の中で住まなくてももっと良い方法がありそうではないですか? ここでは車上生活以外の代替案について考えてみましょう。

✗山林を買って小屋を建てる

山林を買って自分で小屋を建てる。割と多くの人が実践しています。

自分の理想とする家を建てる。男の夢ですね。

普通の人は30年ローンで家を建てますが、自分で作れば3ヶ月もかかりません。費用も木造の小さな小屋であれば100万円あれば立派なものが建ちます。

ただ、建築を合法的に行うにはかなりの時間とコストがかかります。小屋を建てられるような環境のいい土地は300万円くらいかかるでしょう。

そして情報量の少なさという問題があります。実際に山林を買おうと思って多くの人がこの点で頓挫します。山林売買のウェブ・インターフェイスは原始時代で止まっています。地道に渡り歩いて土地を見つけなければいけません。

そして不動産業界は虚偽と詐欺ばかりです。地主との交渉や登記などややこしい問題が無数に存在します。法律の知識も勉強しなければいけません。

土地を買うためには数ヶ月の情報収集が必要であり、小屋を建てるにも数ヶ月必要です。だれにもできる行動ではありません。

私も小屋ぐらしに大変憧れますし、もし手頃な土地が簡単に手に入るようであればそうしていたでしょう。でも、よほどの熱意がないと難しい。

安い空き家を買う

安い住宅を買えば、住むところと土地が同時に買えるので良い選択肢に思われます。

しかし、日本の住宅はすぐに朽ち果てるというデメリットがあります。そう、日本の住宅は類稀なクソなのです。

数百年保つ欧米の住宅に比べて日本の住宅の耐久性がアレなのは、ハウスメーカーと官僚の構造的腐敗によって詐欺商品が堂々と売られている点と、日本のひどい湿気に耐えられないという問題があります。いまだにアルミサッシを使い、断熱材は薄っぺらで、家の中でガス・ストーブを炊き、結露でカビだらけの日本の住宅は半世紀前の次元だと評されており、それを何十年ものローンで買う日本人は世界の笑いものです。

クソ住宅で埋め尽くされる以前に伝統的な方法でつくられた古民家は、少し前まで捨て値で売られていましたが、特に外国人が好むという理由で現在では高騰しています。

また空き家で問題となるのは近所付き合いの問題です。安い空き家は農村部にありますが、そこではわずらわしい近所付き合いが発生することになります。だれも買い手がつかない安い物件は特にそういった「裏事情」があることが多い。丸山健二は「田舎暮らしに殺されない法」にて、無法な田舎者に対し「槍を持って備えよ」と書いています。

△1万円代の安いアパートに住む

車上生活に対抗しうるもっとも有力な方法は激安アパートに住むことです。なにしろ初期コストが安い。

節約すれば生活費6万円ほどで生きていくことができます。そして蛇口をひねれば水が出る、電気が使い放題、自分だけのシンクやトイレがある。これらは車上生活に比べると天国のようです。

また、定住生活なので段違いに「まともな人間」感が出ます。住民票は登録できますし、アマゾンの商品もちゃんと届きます。職質されることもありません。

ただ、日本の不動産業界の詐欺行為に辟易とさせられるでしょう。家賃1万円代でも、仲介手数料や鍵交換費用、保険、クリーニング代などわけのわからない請求によって搾取されます。

このことによって物件選びがリスキーになります。良い物件に当たればよいのですが、万一ハズレを引いたときには引っ越しするときに再度わけのわからない請求をされます。

人によりけりですが、聴覚が鋭敏な人は安アパートでの生活は騒音問題に悩まされる可能性が高いでしょう。

しかし、現実的な方法として常に選択肢に入れるべき方法だと思います。車上生活とどちらが優れているかは人それぞれと言う他ありません。

車上生活のメリット

さて、それでは上記と比べて車上生活にはどんな魅力があるのでしょうか。

初期コストが比較的安い

はじめに土地や住宅費など大きな(そしてリスキーな)費用を用意する必要がありません。

日本の中古車市場は異常に安いです。まだまだ乗れる自動車が10万円や20万円で売っています。60万円も出せば車上生活に向いたかなり程度のいい自動車が買えるでしょう。

快適に過ごすためには、ソーラーパネルやサブバッテリー、高性能のシュラフなど初期費用はかかりますが、おそらく10万円もあれば事足りるでしょう。

生活コストが安い

「家賃」「固定資産税」といった概念がなくなります。自動車の維持費はかかるものの、「ガソリン代が家賃+移動費になる」ようなものです。

世界一高い日本のプロパンガス代よりも、ガスボンベでのコンロの方が安上がりです。電気代はオルタネーターによる発電とソーラー発電でゼロ円となります。それでも足りなければコンビニのフードコートや図書館の充電が使えます。

水道は公園などで補給するか、スーパーで無料で補充できるところがあります。

定住生活と比べると高くなるのは、洗濯代と入浴代です。しかしそこまで高額になるわけでもないです。トータルで言えば、かなり安くなるでしょう。

リスクが最小限

日本の住宅はすぐに朽ち果てるので、もし長持ちさせたいのであれば10年毎に数百万円規模の改修が必要です。また、地震や土砂崩れなどによって一瞬で住宅を失うリスクがあります。

また、森の中に小屋を建てて静かに過ごしていても、隣人がやってきて大騒ぎしたり、近所に道路ができて騒音がひどくなった、なんてことがありえます。

しかし車上生活では「失うもの」は自動車の上にしか存在しません。あなたの家にはエンジンとタイヤがついている。噴火が起きた? 周囲がうるさい? 逃げればいいだけです。

雨風から守られる

数百万円代の住宅や自分で作る住宅では雨漏りすることがあります。雨漏りの対処は大変です。雨漏りしたところは内部から朽ちていきますから。

そして、風も防げないことがある。気密性や立て付けが悪いために窓を閉めていても風がビュービュー吹くかもしれません。

自動車ではそのような欠陥品はありません。5万円の自動車でも雨漏りすることはないし、締め切った窓が風音を立てることもありません。特に高級車は防音性を重視するので密閉性はかなり高い。

生きる力が身につく

自動車の中という制限された空間で生活すること、定住者の持つ便利なものをほとんど持たずに生活すること。このことは多くの経験と知識を必要とします。

そのメリットとして、大災害のときにサバイバルする技術を持つことができます。平時は異常者や変態と烙印を押されるあなたも、緊急時にはヒーローです。

また、日本での生活が飽きたなら、外国に移動することも可能です。ヨーロッパやアメリカを旅行するときでも、自動車と相応の装備さえあればホテルやタクシー代などが必要なくなります。

人間関係のしがらみがない

地獄とは他人である

とサルトルはいいました。

人生でもっとも疲弊することは何でしょうか? 人間関係のいざこざです。

移動生活では、出会う人はすべて「他人」となります。あなたを知る人はだれもいません。すべての人間関係から解放されることができます。これは寂しいことかもしれませんが――ともあれ、自由が実現します。

生活が旅になる

「スナフキン」に憧れませんか

車上生活では日本中あらゆる地域を渡り歩くことができます。毎日が旅行です。日本という限られた土地の範囲内ですが、さまざまな土地を知ることができ、その地理や風土、文化を肌で感じることができます。

基本的に人類は定住するようにできていません。「好きな場所に生きる」ということ、生活する場所の選択肢が広がること、渡り鳥のように生活することは人間にとって普遍的な喜びではないでしょうか。

定住生活に戻ることが簡単

つらくなった? 定住生活に戻りたい? それならとても簡単です。

「しんどいからアパート暮らしに戻りたい」「空き家や土地が欲しくなった」。それならノーコスト・ノータイムで入居できます。生活に必要なものはすべて車のなかにあるからです。

また、「やっぱり山林に小屋を建てたい」となったときでも作業場のすぐ近くに生活空間が確保されるため、イージーに移行できます。

気に入った地域や物件を見つけたら、そこに住んでしまって構わない。そういった自由と発展性があるのが車上生活の良いところです。

車上生活は可能なのか?

さて、良いところばかりの車上生活。

でも、ほんとうに車上生活なんて可能なんだろうか?

その生活について考察したいと思います。

どの車種がいいのか?

どの自動車を買うかによって生活がゴロっと変わります。

注意点として、「足が伸ばせないと快適な睡眠は無理」です。身長分+αのスペースがなければ、初日で嫌気がさすでしょう。

後列がフルフラットな居住空間になるのがベストです。もちろん、そうならない車種でも工夫次第では可能です。

車中泊として優秀とされるのは、スズキの「エブリイ」、ホンダの「フリードスパイク」「モビリオスパイク」です。

車上生活としてまずキャンピングカーを想像する人がいるかもしれませんが、あれはかなりの贅沢品で、非常にコストがかかります。

「ハイエースがいいんじゃない?」と思う人がいるかもしれません。ハイエースの荷室は約2.5畳であり、高さも十分あり、あっけないほど普通に生活できるでしょう。

しかしハイエースは中古でも高く、維持費、燃費などのコストも大きく、必ずしも最善ではないです。複数人で車上生活するには最適でしょう。

自動車のコストがかかるのでは?

車上生活は意外と金がかかると言われています。

それもそのはず、日本の自動車保有のコストは世界一高いからです。免許費用、高速代、自動車税、車検費用代は世界一高い。ガソリン代も高く、世界トップの金がかかります。この税金によって土建ヤクザが道路をほじくって大金を得るGold Diggerとなっています。

激高な税金ですが、それでも家賃+自動車所持よりは安くなります。そして、家賃単体と比べても自動車のコストが安くなるでしょう。

モビリオスパイクの維持費

あなたは車中泊の定番、モビリオスパイクを購入しました。ガソリン代が120円です。任意保険には入りません。車検はユーザー車検です。維持費はどうなるでしょうか?

  • 自動車税34500円
  • 自賠責保険16350円
  • 重量税7500円

1万キロ走る場合 年間:138350円、月あたり:11000円
2万キロ走る場合 年間:218350円、月あたり:18200円

月あたりだと結構安いですね。ただオイル代やタイヤ代などのメンテナンス費用など+1万円はかかると見た方がよいでしょう。

エブリイの維持費

車中泊の帝王と呼ばれることもあるエブリイ。軽自動車だけあってもっと安くなります。

  • 自動車税10800円
  • 重量税5700円

1万キロ走る場合 年間:86500円、月あたり:7200円
2万キロ走る場合 年間:156500円、月あたり:13000円

軽自動車なので、その他タイヤ代などのメンテ費用も安くなります。高速代やフェリー代も安くなる。

ただ、軽自動車はデメリットがあります。まともに走らない。煽られる。事故のときの安全性が低い。遮音性や断熱性が低い。そしてやはり……狭い。

私の場合:セダンを車中泊に

私は今所有しているセダンを車上生活用に改造しようと思っています。

あきらかにセダンは生活に不便です。スペースは狭いし燃費が悪い。でも、他の車に乗り換えるよりコストが低いだろうという算段からです。

セダンに「住む」メリットは、走行性能が良い、運転席や助手席がゆったりしていること。そして駐車場に止めていて車中泊だと思われにくいこと。

また、個人的にはセダンのカタチが好きなのです。はじめにモビリオスパイクに乗り換えようと思いましたが、ワンボックスやワゴン車はあまりデザインが好きになれません。

食費が余計にかかるのでは?

車上生活は自炊ができないため生活コストが高くなる――しばしば言われることです。

でも、自炊は不可能ではありません。バーナーやガスコンロを用いて調理すればいいだけです。炊きたてのご飯が食べたい? シガーソケットでご飯が炊ける「タケルくん」という便利なものがあります。

車上生活における自炊で問題となるのは、冷蔵庫がないこと、水道とシンクがないことです。

でも、コンビニやスーパーに行けばいくらでも冷蔵された商品が買えます。水洗いができない? 水がなければウェットティッシュで吹けばいい。皿を洗うのが大変? サランラップを敷きましょう。

また、最近はクーラーボックスも進歩しており、高価ですが氷や保冷剤を入れておけば最大10日間保冷されるものもあります。5日おきにスーパーでもらった氷でも入れておけば冷蔵庫代わりになるでしょう。

しかし、外食中心となったとしても、日本は野菜や肉などの生鮮食品が異常に高く外食が安い国。金銭的にはあまり大差ないかもしれません。

快適に眠れるのか? 夏の猛暑をどうするのか?

睡眠については、縦幅が身長+5cm程度で、横幅が60cmほどの平坦なスペースがあればたいていの人は熟睡できるでしょう。

車中泊に向いた車種や貨物車を除けば、なかなかフルフラットのスペースはありません。段差があればクッションや毛布を利用してフラットにする、あるいは木材や塩ビパイプで簡易ベッドを作成することになります。あとは厚手のマット(オンリースタイルの車中泊用マットがいいとよく言われています)を使う。それだけで快適に眠れます。

車中泊は暑い、寒い

確かにそうです。自動車は走るために作られており、住むためのものではないので当然といえば当然です。

車中泊の夏は過酷です。私は6月に車中泊したときに、あまりの暑さにこれは無理だと感じました。

しかし、実は移動型の車上生活の最大のメリットはここにあるのです。

冬は暖かいところ(九州や海沿い)へ行き、夏は涼しいところ(北海道や山間部)へ行けばよい。釧路の8月の平均気温は15.3度前後で「半袖はいらない」と言われており、快適に過ごせます。

定住型の車中泊をしているサラリーマンも、夏は仕事が終わると高山に移動するという人もいます。

ちなみに、車中泊だと虫が入ってきて窓が開けられないだろう!という人がいるかもしれませんが、窓用の網ネットを使えば問題ありません。

電気をどうするのか?

簡単なようで難しい問題です。「自動車は発電する乗り物だから簡単だ」……しかし車はエンジンをかけてる間しか発電しないのです。

おそらく車上生活では、携帯電話、ノートパソコン、ポケットWi-Fi、ランタン、扇風機など多くの電子機器を用いるでしょう。場合によっては冷蔵庫や電気毛布を動かす大電力が必要になります。この電力を自動車だけで賄うことは難しい。

最良の方法はサブバッテリーを用いることです。充電については、ソーラーパネルを車両のルーフに取り付けるのが良いでしょう。「ルーフキャリアなんてない」という場合にはフレキシブル(曲げられる)タイプのソーラーパネル強力なマグネットで貼り付けるという方法があります。

ソーラーパネルでサブバッテリーを充電し、それによって電力を確保できるでしょう。今はソーラーパネルもコンバーターも安いので、3万円もあれば十分な電力源が作成できます。

節電生活は強いられるでしょうが、それでも不可能ではありません。

トイレ・風呂・洗濯はどうするのか?

トイレは基本的にコンビニや公園のものを借りましょう。

面倒であれば車内に簡易トイレを作る方法があります。汚物袋に吸水ポリマーを入れて排泄すれば、あとはゴミとして捨てるだけです。「不潔だ」「臭くなる」と思うかもしれませんが、意外とほとんど臭いはないようです

風呂/シャワーは車上生活の最大のデメリットと言えるかもしれません。毎日銭湯や温泉に入ってもいいですがコストがかかります。ジムのシャワーを使うという手もありますが、これは定住型車上生活向きでしょう。

まあ、湯や水に濡らしたタオルで丁寧に体を拭くだけでもかなり快適になれることは事実です。障害者用のトイレで頭を洗うという人もいるようです。

洗濯についてはコインランドリーを使用しましょう。週一回でまとめて洗濯する。一回500円として月に2000円ですからそこまで大きなコストではない。

どこに車を停めるのか?

定番は道の駅です。他、公園の駐車場、だれもこない林道の先、あるいはキャンプ場が良いでしょう。非常時には、迷惑にならない範囲でコンビニなど24時間営業店の駐車場も利用できます。

いずれにせよ近くにトイレと水道があるのがベストです。林道の先やキャンプ場では、テントを張って気分転換することもできます。

犯罪者やDQNに襲われる! と思うかも知れませんが、わざわざ車上生活している変人を狙うことはないでしょう。

いちばん厄介な存在は警察でしょう。「車上生活は、犯罪者が身を隠すようにして過ごすことが必要だ」とある人がYoutubeで言っていました。近隣住民に通報されたり、巡回する警官に職質を受けることがあります。すると叩き起こされたり、無礼な質問を受けたりと不愉快な思いをすることになります。

ちなみに車両の色ですが、ブラックだと職質率があがるので、女性が選ぶようなピンク色だといいみたいです。

プライバシーは確保できるのか?

人間にはプライバシー空間が必要です。

他人の目に晒されながら生活することは耐えられません。車上生活をしていたあるブロガーも、長期の車上生活において「他人に覗き込まれる」ことが大きなストレスであることを吐露していました。ただ、彼の場合は遮蔽がガバガバなのが原因でしょう。

外部からまったく見えなくする方法はいくつかあります。ひとつはガラス面をすべて目張りしてしまうことです。定番は銀マットで目張りすることです。これは車内のスペースをすべて使える点で優位です。断熱性もあがります。

ただ、完全に車内を隠してしまうと周囲からかなり異様に見えます。道の駅や登山者や釣り人の利用する駐車場では車中泊とわかりますが、コンビニや林道でそんな車があったら相当不気味で、職質待ったなしです。

個人的には前席と後席の間にカーテンを下げて、後部座席には目立たない目隠し(カーテンやカバー)を製作した方が良いのではないかと思います。「どこかに出かけてるんだな」と思わせることができるからです。ただし、この方法は助手席を倒して就寝スペースを作らなければならない軽自動車では無理です。

住民票はどうするのか?

車上生活となると住所をどうするのかが問題となります。納税通知がこないために、たちまち逃亡生活を送る脱税者になってしまいます。

この場合、実家に頼るか、あるいは居候として友人知人に頼んで住民票を置いてもらうことが可能です。もしかしたら放浪者にも住民票がおけるような裏ビジネスがあるかもしれません。

……なんていうかこう、人としてどうなの?

何も問題ありません。

車上生活で自由になろう

以上、車上生活をおすすめしてみました。

たくさん書きましたが、私は車中泊をほとんどしたことがありません。経験に裏付けられた情報ではないことに注意してください。

私は退職して車上生活に移行する予定ですが、もしかしたら数日で嫌気がさして「車上生活はクソだ」とアパート暮らしを始める可能性はあります。

ともあれ、スナフキンのような生活――魅力的ではないですか? 私は車上生活という選択肢を思いついたときに興奮して眠れないくらいでした。長年苦悩した難しい問題がすべて解けたような感じがしました。

安価なソーラーパネルの普及やLED照明、ポケットWi-Fiの普及など、車上生活がどんどんと容易な時代となりつつあります。

車上生活は次世代の新しい生き方といえるのかもしれません。

#車中泊や車上生活の熟練者の方は、他にもこういったノウハウがある、というのがあれば教えてください。

6 comments

  1. すごい具体的で参考になります。御厨さんが実際にやった場合の感想も是非聞いてみたいです

    1. 実際に車上生活をするのは少し先になるでしょうが、今から計画を立てています。なんていうか、とてもわくわくしますね。

    1. わくわくしますよね。
      今、車内のデザインや配置を考えていますが、おもしろすぎて没頭してしまいます。

  2. mouの愛車はエブリィです。もちろん車中泊のための車です。時々ひとり、ぶらっと気ままな車中泊に出掛けます。楽しいですよ♪
    私も愛車で、色んな所に旅してみたいです。
    ワクワクします。

    1. エブリイいいですね。
      内装屋さんが車中泊用にカスタムしたエブリイの動画があるのですが、車中泊というか、もうふつうに住めそうな感じです。
      https://www.youtube.com/watch?v=CscxGaONoBg
      私も車中泊用の車が欲しいんですが、とりあえずはセダンでがんばってみようと思います。

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