鬼の棲家

150万円の家に引っ越した。 しばらく隠棲する。 とにかく……静かで眺望のいい家だ。鳥と虫の声しか聞こえない。まあ、この家が優れているのはそれくらいである。 この物件を見に行ってから1ヶ月で入居となった。 この選択は私に

働かざるもの

「まことにすみませんが、今回は内定を辞退させていただきたく……」 ニートとして生きることにした。 そして私は海の見える家を買った。 賃金奴隷は悪くない 毎日、ただオールを漕げばよい―― 船がどこへ向かっているのか? そん

ニートの受難

賃金奴隷からニートになった。 これが二回目のニートだ。私はこう言おう。 賃金労働者は楽である。 ニートは過酷である。 労働者の安逸 賃金労働者たちの声が聞こえる……「なんだって? 怠け者はニートの方だ!」「俺たちは社会の

アナーキズムの二年生

アナーキスト二年生になりました アナーキストであると自覚してから一年がたった。 はじめはおっかなびっくりアナーキストを名のり、興奮しながらアナーキズムを調べた。ただ、いまはアナーキストは私にとって何でもない、空気のように

そして2019年へ

毎年、私は実家の裏山で年を越すことにしている。 小さな火を焚き、30分ほどを過ごす。 当然ながらだれもいない。真っ暗である。しかし、市街と向かいの山を一望できるその場所からは、さまざまな人が新年を祝う花火が見えるのだった