私は鬼である

高い人口密度 固定的な人間関係 分業と階級秩序 定住者の生活はだいきらいだ。 そこには自由がない。以前、快適と自由はトレードオフだと書いた。たしかに定住生活にはたっぷりと「快適」がある。 もっとも不自由とされる囚人は、あ

さよなら人間

私はかつて人間を愛した、神を愛するのと同じように……。 現代の人々は、神に奉仕する近世や中世の物語を嘲笑う。ありもしない神を信じるなど、馬鹿げたことだ、と。しかし「人間」に奉仕する物語となると、熱心に感動する。たとえば、

笑う個人

知性ある人にとって、人類の大半はおバカである。 このシンプルな事実を指摘したところ、批判的なコメントがついた。自分を賢いと思いたいだけだ、優越感を得るためだとか、そのような。 ここにはひどい誤解がある。 平均人、大衆、普

隷従の本能

悪名高いことだが、アリストテレスは奴隷制を肯定した。 彼の主張はこうだ。人間には生まれつき奴隷が存在する。彼らは他者に道具として使役されること、他者の財産や所有物となることに自然の適性がある。精神が肉体を支配するように、